メンテナンス・セットアップ(Snare drum)
少し前に作業していた402。
80’s Ludwig 402、オーバーホール。
サビなど汚れの強い402、、全てのパーツを分解し、脱脂洗浄、サビとり、クリーニング、オイルアップ、ワックスコーティング…
メッキの浮いている箇所については手の加えようがありませんでしたが、その他は問題もなく、輝きも取り戻して綺麗な状態へ復活しました。
(筋トレと言えるくらい磨きました。。綺麗になったな〜涙)
[Before]
↓
[After]
打面側のエッジトップのみ尖っておりました。
誰かが手を加えたのでしょうか。。
(そういえば、先日のブログに書きましたDrum Doctorsも402のエッジに手を加えて改造していました。)
そんなエッジも相まってか80年以前のモデルと比較するとややシャープな輪郭、膨らみや響きの量感よりもアタック、、そんなふうに感じる線の強さがあります。
[尖っている打面側のエッジトップ]
ヘッドやスナッピーなどのセットアップを、打面にはREMOのsuedeE、スネアサイドはLudwig純正、スナッピーもLudwig純正20本モデルに。
フープは打面に当初より装着されていた1.8㎜steelフープ、ボトムサイドは70’s Ludwig 当時のオリジナル1.6㎜のsteelフープに交換しました。
最近ハマっているワッシャーは全てのブラス製。
(元々装着されていたワッシャーも大半がブラス製でした。)
今手に入る1.6㎜フープに比べても軽く感じる、Ludwig 70’s初期の頃のオリジナル1.6㎜のsteelフープ。
その重量が影響しているかと思うのですが、スネアシェルのキャラクターがグッと前に出て軽やかな太さがみえてきます。
フープで重量感を強く増やさずに締めてくれるポイントは、このLudwigとは特に相性が良いな〜と思いました。
もう少しこうなったらいいなと思う部分をフープやヘッドなどのセットアップをいろいろと試していくと、おっ!と感じる組み合わせに出会えたり…結果元のセットアップに戻ったり…、この色々探っていく作業はとても楽しく勉強にもなるのでよくやっています。